前回からの続きです
とりあえずは直流モータ回してみよーってことで、直流モータを回してみる。
だが、ある程度の周期で回転が止まるという事故が発生…
ブートストラップコンデンサの容量が足りていなかった、という問題と、ブートストラップの使い方を間違えていたということが判明して、コンデンサを交換して対処。
問題がないことを確認できたので今度は誘導モータを用意
風切り音がすごいので音量に注意してください
とりあえずは、低圧で実験してみました。結果モータは回転したので、ちょっとずつ電圧を上げてみます。40Vぐらいまで実験して、問題がなさそうだったので、今度はDC280V(リップルがあるので厳密には平均DC260~270ぐらい)をかけてみることに。
「パチッ」という音とともにヒューズが飛んだ…
なんでだーと思ってもう一度低圧に戻してみると、どうやらどうやら瞬間的に過大電流が流れてる?なことが判明。実はプログラムでデッドタイムを入れていたはずが、ミスでうまく挿入されていないことが判明。ここでIR2110のゲトドラにデッドタイム自動挿入機能がないことも判明…
とりあえずプログラム側で修正して、実験継続
モータからの異音に注意してください
今度は変な音がするなあと思いながらも、「回ったー」と思ってしばらく眺めていたら、またも「パチッ」と音がして停止…
あれれ…なんでだーと思ってヒューズを変えてもまた切れる… そして挙句の果てにはIGBTがお亡くなりに…
いろいろと試しているうちに、どうやら非同期から同期に切り替わるタイミングかその逆でヒューズが切れていることが判明。プログラムを確認したら条件によって、デッドタイムが入らないことがわかって、修正
今度は問題なさそうだったので、今度はシリアル通信を追加 なんだがどうやら割り込みで失敗するのか、たまにモータから異音… 仕方がないのでシリアル通信は諦め…
とりあえずは京急もどきの音が流せたので、100円ショップでかった網の箱にVVVFのユニットを挿入して完全防止を図ることに
しばらく京急もどきの音を流して問題がないことを確認して、とりあえずは終了。(再現ではないので音はめちゃくちゃです…)
この後は本物を音を再現しようと思ってたのですが、シリアル通信だけで間に合わないくらいの処理速度ではちょっと無理があるなあということで、デッドタイム自動挿入のゲートユニットを設計することに、続きはかなり先に実施することに変更しました。
壊した部品はヒューズが10本くらい、そしてIGBT2つ… 自分の実力のなさが浮き彫りになった一作目の工作でした。